【活用ガイド】

JVNDB-2016-003762

Apache Qpid AMQP 0-x JMS Client および JMS における任意のオブジェクトをデシリアライズされる脆弱性

概要

Apache Qpid AMQP 0-x JMS Client および JMS (AMQP 1.0) は、クラスパスで使用可能なクラスを制限しないため、任意のオブジェクトをデシリアライズされる、および任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • AMQP 0-x JMS Client 6.0.4 未満
  • JMS Client (AMQP 1.0) 0.10.0 未満

想定される影響

第三者により、getObject 関数で処理される JMS ObjectMessage の巧妙に細工されたシリアル化されたオブジェクトを利用されることで、任意のオブジェクトをデシリアライズされる、および任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-4974
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4974
更新履歴

  • [2016年07月20日]
      掲載
    [2016年09月06日]
      CVSS による深刻度:内容を更新