【活用ガイド】

JVNDB-2016-003546

MSM デバイスなどの製品用 QuIC Android コントリビューションで使用される Linux Kernel の MSM グラフィックスドライバにおける権限を取得される脆弱性

概要

MSM デバイスおよびその他の製品用 Qualcomm Innovation Center (QuIC) Android コントリビューションで使用される Linux Kernel の MSM グラフィックスドライバ (別名 GPU ドライバ) の drivers/gpu/msm/kgsl.c は、KGSL_MEMFLAGS_GPUREADONLY フラグを誤って処理するため、権限を取得される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Qualcomm internal bug CR988993 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Google
  • Android
Linux
  • Linux Kernel 3.x

想定される影響

攻撃者により、偶発的な読み書きのマッピングを利用されることで、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-2067
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-2067
更新履歴

  • [2016年07月13日]
      掲載