【活用ガイド】

JVNDB-2016-003491

Apache HTTP Server におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Apache HTTP Server は、mod_http2 が有効な場合、単一の HTTP/2 接続に対して同時ストリームのワーカー数を制限しないため、サービス運用妨害 (ストリーム処理の停止) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache HTTP Server 2.4.17
  • Apache HTTP Server 2.4.18

想定される影響

第三者により、変更されたフロー制御ウィンドウを介して、サービス運用妨害 (ストリーム処理の停止) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1546
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1546
更新履歴

  • [2016年07月11日]
      掲載
    [2016年12月05日]
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Critical Patch Update Advisory - October 2016) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - October 2016) を追加