【活用ガイド】

JVNDB-2016-003391

GNU Wget における任意のファイルに書き込まれる脆弱性

概要

GNU Wget には、任意のファイルに書き込まれる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-254: Security Features (セキュリティ機能) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/254.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 16.04 LTS
  • Ubuntu 15.10
  • Ubuntu 14.04 LTS
  • Ubuntu 12.04 LTS
GNU Project
  • GNU Wget 1.18 未満

想定される影響

リモートサーバにより、HTTP からのリクエストを巧妙に細工された FTP リソースへリダイレクトされることで、任意のファイルに書き込まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical GNU Project オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-4971
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4971
更新履歴

  • [2016年07月05日]
      掲載
    [2016年11月16日]
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - July 2016) を追加