【活用ガイド】

JVNDB-2016-003310

EMC Data Domain OS におけるファイルシステムへのアクセス権を取得される脆弱性

概要

EMC Data Domain OS は、NFS のエクスポートにデフォルトの no_root_squash オプションを使用するため、ファイルシステムへのアクセス権を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.2 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


DELL EMC (旧 EMC Corporation)
  • EMC Data Domain オペレーティングシステム 5.4 から 5.7.2.0 未満の 5.7

想定される影響

第三者により、クライアントの root 権限を利用されることで、ファイルシステムへのアクセス権を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

DELL EMC (旧 EMC Corporation)
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-0911
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-0911
  2. 関連文書 : ESA-2016-062: EMC Data Domain Multiple Vulnerabilities
更新履歴

  • [2016年06月23日]
      掲載