【活用ガイド】

JVNDB-2016-003177

Microsoft Internet Explorer 9 から 11 の XSS フィルタにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 9 から 11 の XSS フィルタには、クロスサイトスクリプティング攻撃を実行される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Internet Explorer XSS フィルターの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11
  • Microsoft Internet Explorer 11 (Windows 10)

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された Web サイトを介して、クロスサイトスクリプティング攻撃を実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS16-063
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS16-063
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-3212
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-3212
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2016年6月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2016-0025
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS16-063,068,069,070,071,072,073,074,075,076,077,078,079,080,081,082)(2016年06月15日)
更新履歴

  • [2016年06月17日]
      掲載

公表日2016/06/14
登録日2016/06/17
最終更新日2016/06/17