【活用ガイド】

JVNDB-2016-003140

LXD における任意のコンテナからデータをコピーされる脆弱性

概要

LXD は、ループベースの ZFS プールをセットアップする際、/var/lib/lxd/zfs.img に対して誰でも読み取り可能な (world-readable) パーミッションを使用するため、任意のコンテナからデータをコピーされ、読まれる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-284: Improper Access Control (不適切なアクセス制御) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Canonical
  • LXD 2.0.2 未満
  • Ubuntu  16.04 LTS
  • Ubuntu  15.10

想定される影響

ローカルユーザにより、任意のコンテナからデータをコピーされ、読まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切なアクセス制御(CWE-284) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1581
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1581
更新履歴

  • [2016年06月15日]
      掲載