【活用ガイド】

JVNDB-2016-002986

Docker で使用される runC の libcontainer/user/user.go における権限を取得される脆弱性

概要

Docker で使用される runC の libcontainer/user/user.go は、数値の UID をユーザ名の候補として適切に処理しないため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Docker
  • Docker 1.11.2 未満
Open Container Project
  • runC 0.1.0 未満
openSUSE project
  • openSUSE 13.2

想定される影響

ローカルユーザにより、コンテナのパスワードファイルの数値のユーザ名を介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Docker Open Container Project openSUSE project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-3697
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-3697
更新履歴

  • [2016年06月06日]
      掲載