【活用ガイド】

JVNDB-2016-002984

QEMU の hw/display/vmware_vga.c の vmsvga_fifo_read_raw 関数における重要なホストメモリ情報を取得される脆弱性

概要

QEMU の hw/display/vmware_vga.c の vmsvga_fifo_read_raw 関数には、重要なホストメモリ情報を取得される、またはサービス運用妨害 (QEMU プロセスクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 
Fabrice Bellard
  • QEMU

想定される影響

ローカルのゲスト OS 管理者により、FIFO レジスタの変更、および VGA コマンドの発行を介して、境界外読み取りを誘発されることで、重要なホストメモリ情報を取得される、またはサービス運用妨害 (QEMU プロセスクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Fabrice Bellard レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-4454
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4454
更新履歴

  • [2016年06月03日]
      掲載
    [2016年10月28日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:Canonical (USN-3047-1) を追加
      ベンダ情報:Canonical (USN-3047-2) を追加