【活用ガイド】

JVNDB-2016-002929

Cisco IOS XR におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco IOS XR は、Local Packet Transport Services (LPTS) のフローベース (flow-base) のエントリを誤って処理するため、サービス運用妨害 (セッションのドロップ) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCux95576 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS XR 5.3.2 まで

Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ上で稼動する上記バージョンが影響を受けます。詳細は、ベンダ情報 cisco-sa-20160519-ios-xr をご確認ください。
想定される影響

第三者により、オープン TCP ポートに対して大量の接続を試行されることで、サービス運用妨害 (セッションのドロップ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1407
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1407
更新履歴

  • [2016年05月27日]
      掲載
    [2016年06月06日]
      概要:内容を更新