【活用ガイド】

JVNDB-2016-002923

Cisco Web セキュリティ アプライアンスデバイス上で稼動する AsyncOS におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco Web セキュリティ アプライアンス (WSA) デバイス上で稼動する AsyncOS は、HTTP リクエストへのメモリ割り当てを誤って処理するため、サービス運用妨害 (プロキシのプロセスリロード) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCuu02529 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco Web セキュリティ アプライアンス 8.5.3-069 未満
  • Cisco Web セキュリティ アプライアンス 8.6 から 8.8

上記バージョンと同じ AsyncOS が稼動する、Cisco Web セキュリティ仮想アプライアンスも本脆弱性の影響を受けます。詳細はベンダ情報 cisco-sa-20160518-wsa3 をご確認ください。
想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたリクエストを介して、サービス運用妨害 (プロキシのプロセスリロード) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1382
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1382
更新履歴

  • [2016年05月27日]
      掲載