【活用ガイド】

JVNDB-2016-002904

QEMU の hw/i386/kvmvapic.c の patch_instruction 関数におけるホストスタックメモリから重要な情報を取得される脆弱性

概要

QEMU の hw/i386/kvmvapic.c の patch_instruction 関数は、imm32 変数を初期化しないため、ホストスタックメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Fabrice Bellard
  • QEMU

想定される影響

ローカルのゲスト OS 管理者により、Task Priorty Register (TPR) にアクセスされることで、ホストスタックメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fabrice Bellard レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-4020
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4020
更新履歴

  • [2016年05月27日]
      掲載