【活用ガイド】

JVNDB-2016-002890

Linux Kernel の fs/isofs/rock.c の get_rock_ridge_filename 関数におけるカーネルメモリから重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の fs/isofs/rock.c の get_rock_ridge_filename 関数は、\0 文字を含む NM (別名 代替名 (alternate name)) エントリを誤って処理するため、カーネルメモリから重要な情報を取得されるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.5.5 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工された isofs ファイルシステムを介して、カーネルメモリから重要な情報を取得されるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-4913
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4913
更新履歴

  • [2016年05月26日]
      掲載