【活用ガイド】

JVNDB-2016-002861

Symantec Anti-Virus Engine のカーネルコンポーネントにおける任意のコードを実行される脆弱性

概要

Symantec Anti-Virus Engine (AVE) のカーネルコンポーネントには、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリアクセス違反およびシステムクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.1 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.4 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シマンテック
  • Symantec Anti-Virus Engine 20151.1.1.4 未満の 20151.1

想定される影響

第三者により、不正な形式の PE ヘッダファイルを介して、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリアクセス違反およびシステムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シマンテック
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-2208
参考情報

  1. JVN : JVNTA#99096686
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-2208
  3. IPA 重要なセキュリティ情報 : Symantec 製品の脆弱性対策について(CVE-2016-3647 等)
  4. US-CERT Cyber Security Alerts : TA16-187A
更新履歴

  • [2016年05月24日]
      掲載
    [2016年07月08日]
      参考情報:JVN (JVNTA#99096686) を追加
      参考情報:IPA 重要なセキュリティ情報 (Symantec 製品の脆弱性対策について(CVE-2016-3647 等)) を追加
      参考情報:US-CERT Cyber Security Alerts (TA16-187A) を追加