【活用ガイド】

JVNDB-2016-002770

PHP の ext/phar/tar.c におけるスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

PHP の ext/phar/tar.c には、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.5.32 未満
  • PHP 7.0.3 未満の 7.x
  • PHP 5.6.18 未満の 5.6.x

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された TAR アーカイブを介して、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group ヒューレット・パッカード・エンタープライズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-2554
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-2554
更新履歴

  • [2016年05月23日]
      掲載
    [2016年10月26日]
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード・エンタープライズ (HPSBNS03635) を追加