【活用ガイド】

JVNDB-2016-002762

Google Chrome の content/browser/loader/resource_dispatcher_host_impl.cc における任意の HTTP リクエストを送信される脆弱性

概要

Google Chrome の content/browser/loader/resource_dispatcher_host_impl.cc の ResourceDispatcherHostImpl::BeginRequest 関数には、競合状態により、任意の HTTP リクエストを送信される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Google
  • Google Chrome 50.0.2661.102 未満

想定される影響

第三者により、レンダラプロセスへのアクセスを利用され、リクエスト ID を再利用されることで、任意の HTTP リクエストを送信される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1670
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1670
更新履歴

  • [2016年05月20日]
      掲載

公表日2016/05/11
登録日2016/05/20
最終更新日2016/05/20