【活用ガイド】

JVNDB-2016-002756

Google Chrome の content/renderer/history_controller.cc の HistoryController::UpdateForCommit 関数におけるアドレスバーを偽装される脆弱性

概要

Google Chrome の content/renderer/history_controller.cc の HistoryController::UpdateForCommit 関数は、subframe の転送ナビゲーションとその他の転送ナビゲーション間の相互作用を誤って処理するため、アドレスバーを偽装される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-254: Security Features (セキュリティ機能) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/254.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Google
  • Google Chrome 50.0.2661.94 未満
openSUSE project
  • openSUSE 13.1
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop Supplementary (v. 6)
  • Red Hat Enterprise Linux Server Supplementary (v. 6)
  • Red Hat Enterprise Linux Server Supplementary EUS (v. 6.7.z)
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation Supplementary (v. 6)

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された Web サイトを介して、アドレスバーを偽装される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google openSUSE project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. セキュリティ機能(CWE-254) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1664
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1664
更新履歴

  • [2016年05月20日]
      掲載
    [2016年08月29日]
      ベンダ情報：レッドハット (RHSA-2016:0707) を追加
      ベンダ情報：openSUSE project (openSUSE-SU-2016:1655) を追加
      影響を受けるシステム：ベンダ情報の追加に伴い内容を更新

公表日2016/04/28
登録日2016/05/20
最終更新日2016/08/29