【活用ガイド】

JVNDB-2016-002741

HPE HP-UX 11iv3 上で稼動する Base-VxFS におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

HPE HP-UX 11iv3 上で稼動する Base-VxFS-50、Base-VxFS-501、および Base-VxFS-51 は、default:class:、default:other:、および default:user: エントリに対する ACL の継承を誤って処理するため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-284: Improper Access Control (不適切なアクセス制御) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


ヒューレット・パッカード・エンタープライズ
  • Base-VxFS-50 B.05.00.01 から B.05.00.02 (HP-UX 11iv3 VxFS 5.0)
  • Base-VxFS-501 B.05.01.0 から B.05.01.03 (HP-UX 11iv3 VxFS 5.0.1)
  • Base-VxFS-51 B.05.10.00 から B.05.10.02 (HP-UX 11iv3 VxFS 5.1SP1)

想定される影響

ローカルユーザにより、親ディレクトリの設定を利用されることで、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ヒューレット・パッカード・エンタープライズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切なアクセス制御(CWE-284) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-2016
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-2016
更新履歴

  • [2016年05月20日]
      掲載