【活用ガイド】

JVNDB-2016-002740

Cisco Industrial Ethernet 4000 および 5000 デバイス上で稼動する Cisco IOS のパケット処理マイクロコードにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco Industrial Ethernet 4000 および 5000 デバイス上で稼動する Cisco IOS のパケット処理マイクロコードには、サービス運用妨害 (パケットデータの破損) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCuy13431 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 15.2(2)EA (Industrial Ethernet 4000)
  • Cisco IOS 15.2(2)EA1 (Industrial Ethernet 4000)
  • Cisco IOS 15.2(2)EA2 (Industrial Ethernet 4000)
  • Cisco IOS 15.2(4)EA (Industrial Ethernet 4000)
  • Cisco IOS 15.2(2)EB (Industrial Ethernet 5000)
  • Cisco IOS 15.2(2)EB1 (Industrial Ethernet 5000)

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された IPv4 ICMP パケットを介して、サービス運用妨害 (パケットデータの破損) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1399
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1399
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-16-175-01
更新履歴

  • [2016年05月20日]
      掲載
    [2016年06月29日]
      参考情報：ICS-CERT ADVISORY (ICSA-16-175-01) を追加

公表日2016/05/13
登録日2016/05/20
最終更新日2016/06/29