JVNDB-2016-002571
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Microsoft Windows 10 における仮想保護モードの HVCI の保護メカニズムを回避される脆弱性
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Microsoft Windows 10 には、仮想保護モードのハイパーバイザーによるコードの整合性 (HVCI) の保護メカニズムを回避され、カーネルモードページの RWX マーキングを実行される脆弱性が存在します。
マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「ハイパーバイザーによるコードの整合性のセキュリティ機能のバイパス」と記載されています。
補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-254: Security Features (セキュリティ機能) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/254.html
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CVSS v3 による深刻度 基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 低
- 利用者の関与: 不要
- 影響の想定範囲: 変更なし
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): 高
- 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度 基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): なし
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マイクロソフト
- Microsoft Windows 10 for 32-bit Systems
- Microsoft Windows 10 for x64-based Systems
- Microsoft Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems
- Microsoft Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems
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ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、仮想保護モードのハイパーバイザーによるコードの整合性 (HVCI) の保護メカニズムを回避され、カーネルモードページの RWX マーキングを実行される可能性があります。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- セキュリティ機能(CWE-254) [NVD評価]
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- CVE-2016-0181
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-0181
- IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2016年5月)
- JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2016-0022
- 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS16-051,052,053,054,055,056,057,058,059,060,061,062,064,065,066,067)(2016年05月11日)
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