【活用ガイド】

JVNDB-2016-002539

hostapd および wpa_supplicant におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

hostapd および wpa_supplicant は、passphrase パラメータの \n および \r 文字を拒否しないため、サービス運用妨害 (デーモンの停止) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


w1.fi
  • hostapd 0.6.7 から 2.5
  • wpa_supplicant 0.6.7 から 2.5

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された WPS 操作を介して、サービス運用妨害 (デーモンの停止) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

w1.fi
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-4476
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4476
  2. 関連文書 : Re: hostapd/wpa_supplicant - psk configuration parameter update  allowing arbitrary data to be written
更新履歴

  • [2016年05月12日]
      掲載