【活用ガイド】

JVNDB-2016-002470

Apache Subversion の svnserve/cyrus_auth.c の canonicalize_username 関数における認証に関する脆弱性

概要

Apache Subversion の svnserve/cyrus_auth.c の canonicalize_username 関数は、Cyrus SASL 認証が使用されている場合、認証され、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-284: Improper Access Control (不適切なアクセス制御) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Subversion 1.8.16 未満
  • Apache Subversion 1.9.4 未満の 1.9.x

想定される影響

第三者により、予想されるリポジトリのレルム文字列のプレフィックスであるレルム文字列を介して、認証され、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-2167
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-2167
更新履歴

  • [2016年05月10日]
      掲載