【活用ガイド】

JVNDB-2016-002463

GD Graphics Library における整数符号エラーの脆弱性

概要

GD Graphics Library (別名 libgd または libgd2) には、整数符号エラーの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 7.0
  • Debian GNU/Linux 8.0
LibGD project
  • LibGD 2.1.1

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された圧縮された gd2 データを介して、ヒープベースのバッファオーバーフロー誘発されることで、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian LibGD project ヒューレット・パッカード・エンタープライズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値型間の変換の誤り(CWE-681) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-3074
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-3074
更新履歴

  • [2016年05月10日]
      掲載
    [2016年10月26日]
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード・エンタープライズ (HPSBNS03635) を追加