【活用ガイド】

JVNDB-2016-002058

JasPer の jas_iccprof_createfrombuf 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

JasPer の jas_iccprof_createfrombuf 関数には、メモリリークにより、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 12.04 LTS
  • Ubuntu 14.04 LTS
  • Ubuntu 15.10
JasPer Project
  • JasPer 1.900.1 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、JPEG 2000 画像ファイルの巧妙に細工された ICC カラープロファイルを介して、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical JasPer Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-2116
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-2116
  2. 関連文書 : Security issues in JasPer (CVE-2016-1577 and CVE-2016-2116)
更新履歴

  • [2016年04月15日]
      掲載