【活用ガイド】

JVNDB-2016-001986

Jenkins における API トークンを特定される脆弱性

概要

Jenkins は、API トークンを検証する定数時間アルゴリズムを使用しないため、API トークンを特定される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-254: Security Features (セキュリティ機能) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/254.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Jenkins プロジェクト
  • Jenkins 1.650 未満
  • Jenkins LTS 1.642.2 未満
レッドハット
  • Red Hat OpenShift Enterprise 3.1 x86_64

想定される影響

第三者により、総当たり (brute-force) のアプローチを介して、API トークンを特定される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Jenkins プロジェクト レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
  2. セキュリティ機能(CWE-254) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-0790
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-0790
更新履歴

  • [2016年04月12日]
      掲載
    [2016年07月01日]
      タイトル:内容を更新
      概要:内容を更新
      影響を受けるシステム:内容を更新
    [2016年08月29日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2016:0711) を追加