【活用ガイド】

JVNDB-2016-001716

DTE Insight に情報漏えいの脆弱性

概要

DTE Insight には、ユーザの情報が他のユーザに漏えいする脆弱性が存在します。

情報漏えい (CWE-200) - CVE-2016-1562
DTE Energy は、契約しているユーザがエネルギー使用に関する情報を閲覧するためのアプリケーション DTE Insight を提供しています。DTE Insight は、HTTP REST API 経由で情報を取得しています。

CWE-200: Information Exposure
http://cwe.mitre.org/data/definitions/200.html

この API にはユーザが改ざん可能な filter パラメータが含まれています。このパラメータによって、サーバから返されるユーザ情報が決定されます。filter パラメータを改ざんすることで、ユーザは他のユーザの情報を取得することが可能です。

発見者はさらに詳しい情報をブログポストで公開しています。

ブログポスト
http://jeffq.com/blog/dteenergy-insight/
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


DTE Energy Company
  • DTE Insight

想定される影響

ユーザによって、他のユーザの情報を取得される可能性があります。
対策

この問題はサーバ側で対策が完了しており、発見者は現時点で他者の情報にアクセスできなくなっていることを確認しています。
ベンダ情報

DTE Energy Company
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1562
参考情報

  1. JVN : JVNVU#94680092
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1562
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#713312
  4. 関連文書 : CVE-2016-1562: Unauthenticated “filter” parameter leads to customer information leak in the DTE Energy Insight app
更新履歴

  • [2016年03月15日]
      掲載