【活用ガイド】

JVNDB-2016-001607

cpio の util.c の cpio_safer_name_suffix 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

cpio の util.c の cpio_safer_name_suffix 関数には、サービス運用妨害 (out-of-bounds write) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 7.0
  • Debian GNU/Linux 8.0
GNU Project
  • GNU cpio 2.11

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された cpio ファイルを介して、サービス運用妨害 (out-of-bounds write) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian GNU Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-2037
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-2037
更新履歴

  • [2016年03月08日]
      掲載