【活用ガイド】

JVNDB-2016-001343

Huawei E5151 および Huawei E5186 に不十分なランダム値を使用している問題

概要

Huawei が提供するモバイル Wi-Fi ルータ E5151 および E5186 には、不十分なランダム値を使用している問題が存在します。

不十分なランダム値の使用 (CWE-330) - CVE-2015-8265
Huawei E5151 および Huawei E5186 から送信される DNS クエリのソースポート番号は固定されています。攻撃者は DNS スプーフィングにより、LAN 内の端末を悪意のあるサーバに誘導することが可能です。

CWE-330: Use of Insufficiently Random Values
http://cwe.mitre.org/data/definitions/330.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Huawei
  • E5151 ファームウェア version 21.141.13.00.1080
  • E5186 ファームウェア version V200R001B306D01C00

想定される影響

遠隔の攻撃者によって DNS レスポンスを偽装され、LAN 内の端末を悪意のあるサーバに誘導される可能性があります。
対策

[アップデートする]
Huawei E5151 の対策アップデートは、SmarTone (customer_care@smartone.com) に連絡することで入手可能です。

SmarTone
https://www.smartone.com/en/privileges_and_support/contact_us/online_enquiry.jsp

また、本脆弱性を修正した Huawei E5186 用ファームウェア V200R001B310D01SP00C00 がリリースされています。開発者のセキュリティアドバイザリでは、製品のアップデートに関して Huawei TAC に連絡するよう求めています。

セキュリティアドバイザリ (huawei-sa-20160129-01-dns)
http://www.huawei.com/en/psirt/security-advisories/huawei-sa-20160129-01-dns-en

Report Vulnerabilities (Huawei TAC)
http://www.huawei.com/en/security/psirt/report-vulnerabilities/index.htm
ベンダ情報

Huawei
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
  2. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-8265
参考情報

  1. JVN : JVNVU#92574416
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-8265
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#972224
更新履歴

  • [2016年02月03日]
      掲載
    [2016年03月31日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を追加
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2015-8265) を追加