【活用ガイド】

JVNDB-2016-001116

OpenSSH のクライアントの roaming_common.c の resend_bytes 関数におけるプロセスメモリから重要な情報を取得される脆弱性

概要

OpenSSH のクライアントの roaming_common.c の resend_bytes 関数には、プロセスメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenBSD
  • OpenSSH 5.x
  • OpenSSH 6.x
  • OpenSSH 7.1p2 未満の 7.x
アップル
  • Apple Mac OS X 10.10.5
  • Apple Mac OS X 10.11 から 10.11.3
  • Apple Mac OS X 10.9.5
オラクル
  • Oracle Linux
  • Oracle Solaris
ソフォス
  • Sophos UTM ソフトウェア
ヒューレット・パッカード・エンタープライズ
  • HPE Remote Device Access: Virtual Customer Access System

想定される影響

リモートサーバにより、すべてのバッファの送信をリクエストされることで、プロセスメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenBSD アップル オラクル ソフォス ヒューレット・パッカード・エンタープライズ ミラクル・リナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-0777
参考情報

  1. JVN : JVNVU#95595627
  2. JVN : JVNVU#97668313
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-0777
  4. US-CERT Vulnerability Note : VU#456088
  5. 関連文書 : Qualys Security Advisory
  6. 関連文書 : OpenBSD Journal
更新履歴

  • [2016年01月22日]
      掲載
    [2016年03月29日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:アップル (HT206167) を追加
      ベンダ情報:アップル (APPLE-SA-2016-03-21-5 OS X El Capitan 10.11.4 and Security Update 2016-002) を追加
      参考情報:JVN (JVNVU#97668313) を追加
    [2016年05月31日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      ベンダ情報:ソフォス (UTM Up2Date 9.354 released) を追加
      ベンダ情報:ソフォス (UTM Up2Date 9.319 released) を追加
    [2016年10月27日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Linux Bulletin - January 2016) を追加
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード・エンタープライズ (HPSBGN03638) を追加