【活用ガイド】

JVNDB-2016-001024

Microsoft Windows 10 のリモートデスクトッププロトコルサービスの実装におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Microsoft Windows 10 のリモートデスクトッププロトコル (RDP) サービスの実装には、アクセス制限を回避され、パスワードが設定されていないアカウントへの接続を確立される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Windows リモート デスクトップ プロトコルのセキュリティ バイパスの脆弱性」と記載されています。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-254: Security Features (セキュリティ機能) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/254.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 10 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems

想定される影響

第三者により、変更された RDP クライアントを介して、アクセス制限を回避され、パスワードが設定されていないアカウントへの接続を確立される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS16-007
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS16-007
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-0019
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-0019
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2016年1月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2016-0004
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS16-001,002,003,004,005,006,007,008,010)(2016年01月13日)
更新履歴

  • [2016年01月15日]
      掲載