【活用ガイド】

JVNDB-2016-001010

Microsoft Internet Explorer 8 から 11 などの製品で使用される VBScript および JScript エンジンにおける任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 8 から 11 およびその他の製品で使用される (1) VBScript および (2) JScript エンジンには、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.6 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • JScript 5.7 (Internet Explorer 7)
  • JScript 5.8 (Internet Explorer 8)
  • Microsoft Internet Explorer 8
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11
  • Microsoft Internet Explorer 11 (Windows 10)
  • VBScript 5.7 (Internet Explorer 7)
  • VBScript 5.8 (Internet Explorer 8)

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された Web サイトを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS16-003
  • Microsoft Security Bulletin : MS16-001
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS16-003
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS16-001
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-0002
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-0002
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2016年1月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2016-0004
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS16-001,002,003,004,005,006,007,008,010)(2016年01月13日)
更新履歴

  • [2016年01月15日]
      掲載
    [2016年03月15日]
      CVSS による深刻度:内容を更新