【活用ガイド】

JVNDB-2016-001007

ownCloud Server における ".v" で始まり共有ユーザに属している名前のファイルを読まれる脆弱性

概要

ownCloud Server は、"file_versions" アプリケーションが有効になっている場合、getOwner の戻り値を適切にチェックしないため、".v" で始まり、かつ共有ユーザに属している名前のファイルを読まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 3.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


ownCloud
  • ownCloud 7.0.12 未満
  • ownCloud 8.0.10 未満の 8.0.x
  • ownCloud 8.1.5 未満の 8.1.x
  • ownCloud 8.2.2 未満の 8.2.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、後の共有 (incoming share) を利用されることで、".v" で始まり、かつ共有ユーザに属している名前のファイルを読まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ownCloud
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1500
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1500
更新履歴

  • [2016年01月13日]
      掲載