【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2016-000098

TERASOLUNA Server Framework for Java(WEB) の拡張子直接アクセス禁止機能における制限回避の脆弱性

概要

株式会社エヌ・ティ・ティ・データが提供する TERASOLUNA Server Framework for Java(WEB) は、ウェブアプリケーションを作成するためのソフトウェアフレームワークです。TERASOLUNA Server Framework for Java(WEB)はブラウザからのリクエストに対し、任意の拡張子をもつコンテンツへのアクセスを制限する機能を備えていますが、細工されたパスを与えられた場合、当該機能が機能しません。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 3.7 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
  • TERASOLUNA Server Framework for Java(Web) 2.0.0.1 から 2.0.6.1 まで

想定される影響

アプリケーションの実装により異なりますが、遠隔の第三者によって、当該製品が動作しているサーバ上の情報を取得されるなどの可能性があります。
対策

[修正モジュールを適用する]
開発者は、TERASOLUNA Server Framework for Java(WEB) 2.0.0.1 から 2.0.6.1 までのバージョン向けに修正モジュール (PI-SJW-261-1) をリリースしています。
開発者が提供する情報をもとに、修正モジュールを適用してください。
ベンダ情報

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 富士通
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1183
参考情報

  1. JVN : JVN#74659077
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1183
更新履歴

  • [2016年06月07日]
      掲載
    [2016年06月27日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2016-1183) を追加