【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2016-000007

HOME SPOT CUBE におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

KDDI株式会社が提供する HOME SPOT CUBE は、無線 LAN ルータです。HOME SPOT CUBE には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ラック 吉川允樹 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.7 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


KDDI
  • HOME SPOT CUBE

開発者によると、HOME SPOT CUBE2 は、本脆弱性の影響を受けないとのことです。
想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

[ワークアラウンドを実施する]
次のワークアラウンドをすべて実施することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
・設定画面のログインパスワードを変更する
・設定画面にログインしている間、他のウェブサイトにアクセスしない
・設定画面での操作終了後は、ウェブブラウザを終了する
・ウェブブラウザに保存されたパスワードを削除する

詳しくは、開発者が提供する情報をご確認ください。

なお、開発者は恒久的な対策として、HOME SPOT CUBE2 などの代替製品の使用を検討するよう提案しています。
ベンダ情報

KDDI
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-1136
参考情報

  1. JVN : JVN#54686544
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-1136
更新履歴

  • [2016年01月27日]
      掲載
    [2016年02月05日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2016-1136) を追加
    [2016年02月16日]
      概要:内容を更新