【活用ガイド】

JVNDB-2015-007306

PCRE および PCRE2 におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

PCRE および PCRE2 は、空の match グループを誤って処理するため、サービス運用妨害 (スタックベースのバッファオーバーフロー) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM PowerKVM 3.1
  • IBM PowerKVM 2.1
pcre.org
  • PCRE 8.34 から 8.37
  • PCRE 7.8
  • PCRE2 10.10

想定される影響

リモートの攻撃者により、巧妙に細工された正規表現を介して、サービス運用妨害 (スタックベースのバッファオーバーフロー) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM pcre.org レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-3217
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-3217
更新履歴

  • [2016年12月22日]
      掲載

公表日2015/06/09
登録日2016/12/22
最終更新日2016/12/22