【活用ガイド】

JVNDB-2015-007279

複数の OpenStack 製品のイメージパーサにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenStack Cinder、Glance、および Nova のイメージパーサは、qemu-img の呼び出しを適切に制限しないため、サービス運用妨害 (メモリおよびディスクの消費) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


OpenStack
  • OpenStack Cinder 7.0.2
  • OpenStack Cinder 8.0.0 から 8.1.1
  • OpenStack Compute Nova 12.0.4 未満
  • OpenStack Compute Nova 13.0.0
  • OpenStack Glance 11.0.1 未満
  • OpenStack Glance 12.0.0

想定される影響

攻撃者により、巧妙に細工されたディスクイメージを介して、サービス運用妨害 (メモリおよびディスクの消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenStack
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5162
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5162
更新履歴

  • [2016年10月17日]
      掲載