【活用ガイド】

JVNDB-2015-007180

PHP の main/php_open_temporary_file.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

PHP の main/php_open_temporary_file.c は、スレッドの安全性を確認しないため、サービス運用妨害 (競合状態およびヒープメモリ破損) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.6.12 未満の 5.6.x
  • PHP 5.5.28 未満

想定される影響

第三者により、大量の一時ファイルアクセスを実行するアプリケーションを利用されることで、サービス運用妨害 (競合状態およびヒープメモリ破損) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
  2. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-8878
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-8878
更新履歴

  • [2016年05月25日]
      掲載