【活用ガイド】

JVNDB-2015-007168

OpenAFS の afs_pioctl.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenAFS の afs_pioctl.c には、一つずれエラー (Off-by-One error) により、サービス運用妨害 (メモリの上書きおよびシステムクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 8.0
OpenAFS
  • OpenAFS 1.6.16 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、4096 バイトの入力バッファサイズを持つ pioctl を介して、サービス運用妨害 (メモリの上書きおよびシステムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian OpenAFS
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-8312
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-8312
更新履歴

  • [2016年05月20日]
      掲載