【活用ガイド】

JVNDB-2015-007157

PHP における任意のコードを実行される脆弱性

概要

PHP には、解放済みメモリの使用 (Use-after-free) により、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-502: Deserialization of Untrusted Data (信頼性のないデータのデシリアライゼーション) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/502.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.4.45 未満
  • PHP 5.5.29 未満の 5.5.x
  • PHP 5.6.13 未満の 5.6.x

想定される影響

第三者により、非シリアル化中に誤って処理される、(1) Serializable インターフェース、(2) SplObjectStorage クラス、および (3) SplDoublyLinkedList クラスに関する処理を介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-6834
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-6834
更新履歴

  • [2016年05月19日]
      掲載