【活用ガイド】

JVNDB-2015-007148

PHP における任意のファイルを読み書きされる脆弱性

概要

PHP は、パス名が %00 シーケンスを欠いていることを確認しないため、任意のファイルを読み書きされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.4.42 未満
  • PHP 5.5.26 未満の 5.5.x
  • PHP 5.6.10 未満の 5.6.x

想定される影響

第三者により、以下を呼び出すアプリケーションへの巧妙に細工された入力を介して、任意のファイルを読み書きされる可能性があります。

(1) DOMDocument save メソッド
(2) GD imagepsloadfont 関数

対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-4598
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-4598
更新履歴

  • [2016年05月19日]
      掲載