【活用ガイド】

JVNDB-2015-007117

Linux Kernel の  ext4 ファイルシステムの実装におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の ext4 ファイルシステムの実装には、競合状態により、サービス運用妨害 (ディスク破損) 状態にされる可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.5 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、非同期の穴開け (hole punching) とページフォルト処理の後、異なるユーザのファイルに関連したページに書き込まれることで、サービス運用妨害 (ディスク破損) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-8839
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-8839
更新履歴

  • [2016年05月10日]
      掲載