【活用ガイド】

JVNDB-2015-007113

Linux Kernel の net/socket.c における権限を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の net/socket.c は、(1) sendto および (2) recvfrom システムコールの特定の範囲のデータを検証しないため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.19.3 未満の 3.19

想定される影響

ローカルユーザにより、iov_iter インターフェースの copy_from_iter 関数を使用するサブシステムを利用されることで、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2686
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2686
更新履歴

  • [2016年05月10日]
      掲載
    [2016年09月01日]
      ベンダ情報:Google (Android Security Bulletin-August 2016) を追加