【活用ガイド】

JVNDB-2015-007106

Samba におけるプロトコルダウングレード攻撃を実行される脆弱性

概要

Samba は、DCE-RPC レイヤを適切に実装していないため、プロトコルダウングレード攻撃を実行される、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュまたは CPU 資源の消費) 状態にされる、またはクライアントシステム上で任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Samba Project
  • Samba 3.x
  • Samba 4.2.11 未満の 4.x
  • Samba 4.3.8 未満の 4.3.x
  • Samba 4.4.2 未満の 4.4.x

想定される影響

第三者により、プロトコルダウングレード攻撃を実行される、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュまたは CPU 資源の消費) 状態にされる、またはクライアントシステム上で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Samba Project パルスセキュア ヒューレット・パッカード・エンタープライズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-5370
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-5370
更新履歴

  • [2016年04月28日]
      掲載
    [2016年06月06日]
      ベンダ情報:パルスセキュア (SA40196) を追加
    [2016年06月24日]
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード・エンタープライズ (HPSBUX03616) を追加