【活用ガイド】

JVNDB-2015-007025

Huawei P8 および Mate S スマートフォンのソフトウェアの ovisp ドライバにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Huawei P8 および Mate S スマートフォンのソフトウェアの ovisp ドライバには、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる、または権限を取得される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、"インターフェースアクセス制御の脆弱性" と呼ばれています。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-284: Improper Access Control (不適切なアクセス制御) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Huawei
  • Mate S ファームウェア CRR-TL00C01B160SP01 未満の CRR-TL00
  • Mate S ファームウェア CRR-UL00C00B160 未満の CRR-UL00
  • Mate S ファームウェア CRR-CL00C92B161 未満の CRR-CL00
  • P8 ファームウェア GRA-TL00C01B230 未満の GRA-TL00
  • P8 ファームウェア GRA-CL00C92B230 未満の GRA-CL00
  • P8 ファームウェア GRA-CL10C92B230 未満の GRA-CL10
  • P8 ファームウェア GRA-UL00C00B230 未満の GRA-UL00
  • P8 ファームウェア GRA-UL10C00B230 未満の GRA-UL10
  • Mate S
  • P8

想定される影響

攻撃者により、カメラの権限を持つ巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる、または権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Huawei
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-8681
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-8681
更新履歴

  • [2016年04月12日]
      掲載