【活用ガイド】

JVNDB-2015-007005

Samba の smbd の SMB1 の実装における任意の ACL を変更される脆弱性

概要

Samba の smbd の SMB1 の実装には、任意の ACL を変更される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-284: Improper Access Control (不適切なアクセス制御) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Samba Project
  • Samba 4.1.23 未満の 4.x
  • Samba 4.2.9 未満の 4.2.x
  • Samba 4.3.6 未満の 4.3.x
  • Samba 4.4.0rc4 未満の 4.4.x
  • Samba 3.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、UNIX SMB1 コールの利用でシンボリックリンクを作成され、その後、UNIX でない SMB1 コールの利用で ACL コンテンツに書き込まれることで、任意の ACL を変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Samba Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切なアクセス制御(CWE-284) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7560
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7560
更新履歴

  • [2016年03月23日]
      掲載