【活用ガイド】

JVNDB-2015-006919

Linux Kernel の arch/x86/kvm/x86.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の arch/x86/kvm/x86.c は、状態復元中に PIT カウンタ値をリセットしないため、サービス運用妨害 (ゼロ除算エラーおよびホスト OS クラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-369: Divide By Zero (ゼロ除算) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/369.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.4 未満

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、ゼロの値を介して、サービス運用妨害 (ゼロ除算エラーおよびホスト OS クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. ゼロ除算(CWE-369) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-7513
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-7513
更新履歴

  • [2016年03月02日]
      掲載