【活用ガイド】

JVNDB-2015-006900

Linux Kernel の net/sctp/sm_sideeffect.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の net/sctp/sm_sideeffect.c は、ロックとソケットの関係を適切に管理しないため、サービス運用妨害 (デッドロック) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.2 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.3 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工された sctp_accept コールを介して、サービス運用妨害 (デッドロック) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-8767
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-8767
更新履歴

  • [2016年02月26日]
      掲載
    [2016年08月30日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2016:1277) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2016:0715) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2016:1301) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2016:1341) を追加