【活用ガイド】

JVNDB-2015-006873

MIT Kerberos 5 の kadmind の kadmin/server/server_stubs.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

MIT Kerberos 5 (別名 krb5) の kadmind の kadmin/server/server_stubs.c には、メモリリークにより、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


MIT Kerberos
  • Kerberos 5 1.13.4 未満の 1.13.x
  • Kerberos 5 1.14.1 未満の 1.14.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、NULL のプリンシパル名を特定するリクエストを介して、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MIT Kerberos
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 有効なライフタイム後のリソースの解放の欠如(CWE-772) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-8631
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-8631
更新履歴

  • [2016年02月19日]
      掲載