【活用ガイド】

JVNDB-2015-006833

ISC BIND の apl_42.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

ISC BIND の apl_42.c には、サービス運用妨害 (INSIST 表明違反およびデーモンの停止) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


ISC, Inc.
  • BIND 9.9.8-P3 未満の 9.x
  • BIND 9.9.x
  • BIND 9.10.3-P3 未満の 9.10.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、不正な形式の Address Prefix List (APL) レコードを介して、サービス運用妨害 (INSIST 表明違反およびデーモンの停止) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ISC, Inc. オラクル ターボリナックス ミラクル・リナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-8704
参考情報

  1. JVN : JVNVU#96264182
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-8704
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2016-0006
  4. JPRS : (緊急)BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(CVE-2015-8704)
  5. JPNIC : BIND 9における複数の脆弱性について(2016年1月)
更新履歴

  • [2016年01月26日]
      掲載
    [2016年02月02日]
      ベンダ情報:ミラクル・リナックス (BIND 9.x の脆弱性 (CVE-2015-8704) の影響と対処) を追加
      ベンダ情報:ターボリナックス (TLSA-2016-5) を追加
    [2016年06月27日]
      ベンダ情報:ISC, Inc. (BIND 9.10.4 Release Notes) を追加