【活用ガイド】

JVNDB-2015-006811

Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェアの DCERPC Inspection の実装における DCERP のみを許容する ACL を回避される脆弱性

概要

Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) ソフトウェアの DCERPC Inspection の実装には、DCERP のみを許容する ACL を回避される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCuu67782 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェア 9.4.1 から 9.5.1

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、任意のネットワークトラフィックを送信されることで、DCERP のみを許容する ACL を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-6423
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-6423
更新履歴

  • [2016年01月21日]
      掲載